jFD開発したりしなかったり日誌

どうだろう。サイトをチラ見した限りでは地雷感も感じる。あ、サイバー映画。JM思い出すなあ。
映画館は尿が90分もガマンできないから全然言ってない私です。

ティコ・ムーンてのは赤毛だったがこれは青毛なのね。もうちょいチラ見してきます。

なんでもフィフス・エレメントやブレードランナーの元になってる映画だとか。
両方の映画を重ね合わせて共通部分を汲み上げて、そこにスチール写真のイメージを足すと、
僕好みのいい匂いが漂ってくるんです。

ただ、その嗅覚に従って見に行ったJMは実にアレげだったなあ。

JM事変を経験していると、躊躇しちゃうのよね。「そんな漢字は無ぇよ」とか思い出す。あとティコムーンも僕は当時若かったせいかイマイチでした。

正直言うとティコムーンはあんまり記憶が残ってなくて、「俺あの映画見たよな？」状態です。もしかしたらグデングデンに酔っ払いながら見てたのかも。
JMは、うーん、美味しいけど難しい素材を下手な調理人が料理したら綺麗に失敗したような映画でしたね。別の監督だったらずいぶん違ったろうに。

そうそう、JMネタとしては分かりやすいあらすじで、あとは見せ方とかだけなのよね。ギブスンの長編は映画にするとつめこみすぎてきつそうなので、短編にしたのはきっと正解なんじゃないかなあ。今なら神経加速の演出もよりサイバーになるんだろうか。さらに駄目っぽくなる気もするけど。

CGだとかでサイバーを突き詰めれば突き詰めるほど、チープになることってありますね。最初のマトリックスが2作目、3作目より光って見えるのは、普通に撮影した映像が多かったから（しかもそれが許される設定だったし)じゃないかと。

ギブスンの作品ってディテールが命というか、最初からきつい味付けがされてるんで、失敗するときは下手な味を混ぜて濁っちゃったか、腕が悪くて味を引き出せなかったかのどちらかになるような気がします。
いじられ放題のディックなんかと比べると対照的。