jFD開発したりしなかったり日誌
2009-01-28 [長年日記]
_ Sunへ
夕方から用賀のSunへ。
JavaFXに関する勉強会があるので行ってみたが、実はJavaFXにそこまで
興味があるわけではなく、本当の目的はjFD2でさんざん悩まされた、
LinuxのJavaで発生するフォーカス関係のバグの修正を直訴しに行くのが
本当の目的だった。
こんなに致命的なバグが何年も放置されていてはたまったもんじゃない。
会場はSunのビルの27階で、着いたら既に桜庭さんが話していた。
けっこう大入りで、JavaFXへの関心の深さが伺える。
JavaFXは普及するのかなあ。
それなりに面白いとは思うんだけど。
開発環境がもっと整備されないといけないんでは、という話も聞いている。
桜庭さんのデモは、JavaFXの概要、歴史から、簡単なコードの説明なんかまでを
カバーしていた。
確かにうまく使えば効率よく開発できそうだ。
続いてJava Puzzlerがあり、1問目の問題が出されたところでトイレ休憩になった。
問題はCollection API絡みで、
List list = new ArrayList() {
{add("abc"); add("def"); add("ghi");}
}
for(String s : list) {
if(s.contains("a")) {
list.remove(s);
}
}
みたいなコードを実行したらlistの要素数はいくつになってるか、という物だった。
正解は例外が発生。
何度か経験してるんで身をもって知ってる。
2問目はScalaの開発者はJDKの開発で何を作ってたか、という問題で、
「そんなん知るかー」
で、外した。
javacだそうだ。
3問目はJava6でコンパイル時に解決できない文字列の結合は、バイトコード上では
どのクラスに置き換えられているか、という問題。
Java6ではStringBuilderだ。
これは普通に正解。
3問正解した人が居ず(2問目はずるいと思う)、2問正解したら賞品が出るそうだ。
その後は、Sunの奥津さんという方のプレゼンで、JavaFXの国際化について。
良くできてるけどあんまり興味のある話じゃないかなあ。
奥津さんは日本で数少ないJDK開発者の一人だそうで、プレゼン終了後に
声をかけさせて頂き、Linuxのバグについて訴えた。
なんでもSCIMにパッチを当てると直るらしいが、SCIMは既にメンテナンス
されてなく、各デストリビューション毎にパッチを当てている状況で、
おかげでデストリビューション毎にパッチが当たったり当たってなかったり
するらしい。
Sunとサポート契約している法人がクレームを出してくれればすぐに直せるのだが、
そうでないとバグの重要度をなかなか上げることが出来ないそうで、
同僚の人にSun内部で重要度を上げる方法があるか聞いてくれた。
かなりシャレにならないバグなのはご理解頂けたと思うんで、今度こそ直して
もらえるのを期待したい。
本当に困ってるんで。
その後、居酒屋に移動して飲み会。
少し風邪っぽいし自重しようと思ったが、結局きっちり飲みきったし、
帰る頃にはデロンデロンだった。
自重しろ、自分。
けっこう沢山名刺を頂く。
あんまり自分のを持ってきてなかったので、最後には切らしてしまった。
補充せねば。